今年の春、約3年ぶりにヨーロッパを訪れた際、美食の都ドノスティア＝サン・セバスティアンで、バスクチーズケーキを食べ、食文化をつくる構成要素として料理の温度感が重要であることを再認識しました。持続可能な食を考える上では、新しいものを作り出すのではなく、その土地で根付いた食文化に立ち返ることが大切です。バーカロでは「温度感」をテーマに、地球環境に配慮したお皿「One planet plate（ワンプラネットプレート）」の5つの基準を考慮したメニューを提供します。

食文化をつくる構成要素には、料理を最も美味しく感じる温度があります。しかし、国境を越えて各地域の食文化が世界に広まる中で「温度感」が取り残されて伝わっている現状があります。

美食の街として知られているスペインのバスク地方では、長年続く持続可能な食文化があります。フィリッポのオーナーシェフ岩澤は、日本に正しく伝えたいヨーロッパの食文化の一つとしてバスクチーズケーキに注目しました。本場で食べるバスクチーズケーキは、口に含み舌に置いた時にフワッと広がる食感を楽しむ料理です。この食感を日本人にも味わってほしいと考え、本場のバスク地方で提供されているチーズケーキを再現し、温度感にこだわったFILIPPOオリジナルチーズケーキを提供することにしました。

そして、FILIPPOオリジナルチーズケーキを最高な状態で食べるため、一緒に飲むペアリングワインにもこだわりました。

また、FILIPPOオリジナルチーズケーキの他にも、切り立ての生ハム、地元練馬野菜のグリルやバーニャカウダ、オリーブのフリット、自家製サルシッチャなど、ひんやりからアツアツの小皿料理もイタリアンスタイルで提供予定です。お客様には、その料理のあるべき最適な温度で料理を味わっていただきたいと考えています。

このFILIPPOオリジナルチーズケーキが地方を元気にするきっかけになればと考えています。食は人を寄せ付け、文化をつくり、後世に伝えていくポテンシャルを持っています。
新しいものを作るのではなく、古典料理をしっかりと学び伝えていくことが大事です。

バーカロは、今後FILIPPOオリジナルチーズケーキを皮切りに、栃木県や愛媛県の田舎で、おばあちゃんでも作れるレシピ開発をするクラウドキッチンとして展開予定です。料理人の学びを蓄積し、レシピを通じて地方にシェアし、各地域で持続可能な飲食店の経営スタイルを生み出していくことが目的です。
飲食店の未来あるパッケージを作ることをゴールにFILIPPOは今後も行動を起こし続けます。

■店舗詳細：

店舗名：FILIPPO Bacaro（フィリッポ　バーカロ）
オープン日：2023年5月15日（月）
営業時間：お昼頃〜夜遅め　※店舗営業時間はお客様次第となります。
定休日：毎週水曜日・木曜日
席数：8席,立ち飲みあり　※立ち飲みの場合割引あります。　
メニュー：FILIPPOオリジナルチーズケーキ 900円（税込）、パルマ産生ハム、地元練馬野菜のグリルやバーニャカウダ、オリーブのフリット、自家製サルシッチャなどの小皿料理800円(税込)~、ワイン、コーヒーなど
場所：FILIPPO Bacaro（〒177-0041 東京都練馬区石神井町2-8-26 1F　石神井町二丁目通り商店会）
予約方法：電話予約（03-5923-9783）
Instagram：https://www.instagram.com/filippo_bacaro/

■One planet plate（ワンプラネットプレート）について

ワン・プラネット・プレートは、飲食店・レストランの食事客がより良い食の未来のために投票することができるグローバル・キャンペーンです。バーカロでは、地球環境に配慮したお皿、One planet plate（ワンプラネットプレート）の5つの基準を考慮したメニューを提供します。

【5つの基準】
①より多くの野菜を使用
②低カーボンフットプリント：食材の容器包装の製造に伴う排出量を削減。原材料や容器包装などの輸送に伴う燃料を節約。
③地産地消と旬の食材の推進：練馬野菜を中心に使用
④水産資源や生態系の保全に配慮した魚介類の使用：市場に出回らない未利用魚の使用。
⑤食料の無駄をなくす：チーズケーキ事前予約システムの導入で過剰製造を減らす。
参考サイト：https://foodmadegood.jp/one-planet-plate/