「食べられる校庭」から25年。“食の革命家”島村菜津さんとアリス・ウォータースに学んだ練馬の一日
使命は広げることではなく、小さくても確実なモデルをつくること
それを日本全国の人の手では作れない、残された自然の本当の価値に気づく事
12月4日文化センターでスタッフ合わせて300人ゆったりと施設全体に集まった
GTALIAに関わりある、たべる事は生きることの意味を大切にする方々が、
“持続可能な社会をつくる”と言った時、
そのためのシステムを“新たにつくる”ことをイメージする人もいるだろう。
しかし菜津さんとアリスが練馬に教えてくれたのは、
持続可能な仕組みは、すでに都会の中でも自然の中にあるということ。
自然の循環の中に人間が入っていくことによって、持続可能性が保たれるということだ。
それをGTALIAは店で表現してきた。
「私たちに代わり、自然と向き合い、土地の世話をし、旬の健やかな食材を育ててくれる農家さん、生産者の方々。料理人は、食材を育てる生産者がいなければ、料理を作ることができません。本物の食べ物を届けてくれる生産者がいるから、私たちは多くの人々に食を届けることができます」
と二人は教えてくれた。
だからこそ、今練馬の都市農業の価値が問われる。もう都市農業はただの農地ではない。
残してくれた農家さんが少しでも、報われる時代にしなくてはならない。
ただ野菜を作っているのでなく、農地にはこんな役割があります
1.景観創出・・・まちなかに一定の広がりのある緑の空間を生み出す農地が緑とやすらぎのある景観をつくり出す。
2.交流創出・・・農業体験の場を提供し、地域の住民や農家との交流をうみ、コミュニティ形成の場をつくる。
3.食育・教育・・・自然との触れ合いの少ない都市部で、農業体験の場や地域産の農産物を提供し、農業や食を学び理解を深める機会をつくる。
4.地産地消・・・地域産の新鮮で安全・安心な農産物を都市に供給する。
5.環境保全・・・
〇農地の緑地や水面がヒートアイランド現象を緩和し、気温を下げる。
〇都市農地の土壌が雨などの栄養分を吸着したり分解したりすることで、川や海に栄養分が多量に流れ込むことを防ぎ、赤潮などの発生を防ぐ。
〇都市部の貴重な緑地空間である都市農地が鳥や昆虫などの生き物のすみかとなることで、生物多様性を保全する。
6. 防災・・・
〇農地は災害時に避難場所となったり、炊き出しや物資供給を行う災害支援拠点となる。
〇 仮設住宅用地や復旧用の資材置き場などとしての活躍も期待される。
〇食料や水が深刻に不足することが予想される都市部の災害時に、農産物や井戸水を提供すること
が期待される。
〇火災発生時に周囲への延焼を防ぐ緩衝地帯となる。
〇豪雨時の洪水を緩和する。雨水が浸透しづらいアスファルト舗装などが多い都市部では、農地に
雨水を貯留することで洪水の発生を防ぐ効果が期待される。
こうした多面的な機能を備える都市農業の働きが発展すれば、都市に住むうえでおこるさまざまな問題解決となります。
少子高齢化が進むなか、新たな開発よりも地域のコミュニティづくりに力を入れることが市民生活の支えになるという意見も出ました。
だからこそ人間は全員食べる事と生きることを、今考えることが必要で、無関心層に伝えないと
みんながその宝物の価値観に共鳴し、残してくれた農地の価値をここにいる個のつながりにより、
みなで当たり前に束にする意味を教えてくれた
少なからず価値観を共有した300人の時代は動きましたね。
ここからその仲間から仲間に伝えます。
次世代につなげるためにねも、
GTALIAからもみんなで声を大にしていきます。
従業員一同よろしくお願いします。
【12/4(水)】アリス・ウォータース映画上映&トークイベント「さあ、皆で動きましょう。地球と私たちの健康を回復するために」|料理通信|生産者、料理人、食べる人を結ぶ
https://www.instagram.com/reel/DDLqpzcTGX6/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
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